茶箱は本来、お茶を保管する目的で作られている木箱です。
「10kg茶箱」というのは10kgの量のお茶を入れるのに丁度いい大きさの茶箱ということなのです。
同じように「20kg茶箱」は20kgの量のお茶を、「40kg茶箱」は40kgの量のお茶を保管するのに適した大きさの茶箱ということになります。
ただ一般には大きさのイメージがつきにくいと思いますので、ご購入の際には各茶箱の寸法をご確認ください。

例えば20kg平箱は、20kg茶箱の深さが浅くなった茶箱です。
20ｋｇと名前にはついていますが、20ｋｇのお茶が入るというわけで はなく、容量は20ｋｇ茶箱の約半分になります。
平箱は昔、のり屋さんで「のり」の保管をする目的で使われていました。
時代が代わり、現在ではのり屋さんではあまり使われなくなったのですが、この平箱の形が家庭の中で衣類等を収納するのにちょうどいいということで、一般の家庭で人気の箱となりました。

木材の独特な香り・・・
この「香り」と同じく木が発散する物質「フィトンチッド」や殺菌性や防虫性に効果があるため、さらに衣類収納には最適なのです。

「フィトンチッド」は100%薬効性があるわけではありませんが、天然物質ですので副作用の心配がなく穏やかに作用するため体にも安心・安全です。

茶箱は何枚かの板を天然素材の特殊な接着剤で接合して作られています。箱としての強度を保つため、接合部や節、茶箱の角に和紙が貼られます。昔から施されている工夫の1つですので、和紙は剥がさずにお使いください。
※ちなみにこの和紙を貼るときの「のり」も天然素材

茶箱の蓋を開けると、中は銀色に光っています。こればトタンです。内張りにトタンを使用することで、外の湿気を茶箱内部に通しにくい構造になっています。
調湿効果のある外装の杉材とともに、茶箱の防湿性を高めてくれるのはこのトタンのおかげなのです